地域と社会に貢献する5つの行動
安全を支える取り組み
建設業では安全に工事を進めることが最優先事項です。徹底した安全管理体制のもと、多岐にわたる具体的な安全対策を実施しています。たとえば、工事が始まる前にはリスクアセスメントで様々な想定から潜在的なリスクを洗い出して対策を講じます。
全従業員および協力会社の作業員には、適切な保護具の着用を義務付け、必要な教育訓練を行い、また、日々の作業前には必ず危険予知活動(KY)を行うことでリスクの再認識と作業員の安全意識を高めます。
さらに定期的な安全巡視と点検を通じて、必要な改善策を継続的に検討し、危険な状況の未然防止に努めています。協力会社の皆様とも緊密に連携し、合同での安全教育やパトロールを通じて、現場全体の安全意識の向上に取り組んでいます。

ICT活用によるスマート施工
生産性や品質の向上を目指し、積極的にICT(情報通信技術)を導入・活用しています。例えば、ドローン測量を取り入れることで、広範囲の地形を迅速かつ高精度に測量できるようになりました。これにより、従来の手作業による測量に比べて大幅な時間短縮が可能となり、より効率的な作業計画の策定に繋がっています。
また、その測量データを基に事前に作成された3D設計データをICT建機に連携させることで、熟練のオペレーターでなくても効率的かつ高精度な施工を実現しています。GPSやセンサーを活用した自動制御・アシスト機能により、掘削深度や傾斜などを精密に管理し手作業による誤差を大幅に低減します。
さらに、現場の最前線ではタブレット端末を導入し、施工状況の写真を簡単に記録・管理できる体制を整えました。撮影された写真はアプリ上で一元管理され、品質管理の向上に貢献しています。
これらのICT活用は単なる効率化にとどまらず、現場の安全性向上にも大きく寄与しています。

より正確で効率的に作業を進めることができるようになりました。

災害時に備えた地域連携と体制づくり
富士建設株式会社は地域社会の安全確保に貢献するため、以下の機関と災害に関する協定を締結しています。
・福山市:災害応急対策協力事業者登録
・広島県:公共土木施設災害支援団体認定
・国土交通省 中国地方整備局 福山河川国道事務所:災害応急対策活動に関する協定
・NEXCO西日本:応急復旧業務に関する協定
また、弊社自身が自然災害や緊急事態に直面した際にも事業を継続できるよう、BCP(事業継続計画)を策定しています。社会的な責任を果たす企業として非常時にも安定した対応ができる体制づくりに努めており、平常時からの備えを通じて地域との信頼関係を大切にしています。
ふくやまワーク・ライフ・バランス認定企業としての取り組み
ワーク・ライフ・バランスとはその言葉どおり、仕事と生活の調和を意味し、職員の仕事と私生活の両立をさまざまな方法で支援する取り組みを指します。なかでも弊社では女性職員への支援に力を入れており、たとえば現場のトイレや移動式トイレに女性専用のものを設置したり、女性技術者の採用を進めたりしています。
また、小さなお子さんを持つ母親に対しては幼稚園への送り迎えが可能となるよう、労働時間のシフト調整を行うなど複数の施策を実施しています。
こうした取り組みが評価され、福山市よりワーク・ライフ・バランス認定事業者としての認定を受けております。

道路・河川を守る地域貢献のかたち
広島県からはアダプト活動認定団体として認定されており、県が管理する道路および河川においてボランティア活動を行っています。国土交通省とはFUJIKENボランティアチームとして協定を締結し「福山ボランティアロード」として、国道2号線の清掃活動などに取り組んでいます。この活動に対してはこれまでに2度の感謝状をいただいております。
本業とは異なる取り組みではありますが地域への貢献を目的に、今後もさまざまな形で活動を継続してまいります。
